マイレージについて

航空会社のマイレージについて書きます。

最初に注意書きを　各社のマイレージに関しては小生が使っているところ意外はインターネットの各社のHPから読み出したものでもしかしたら少し間違っている所があるかもしれないがご容赦を。　自分でマイレージプログラムを選ぶ時には自己責任で各社のHPもしくはパンフレット、問い合わせなどでしっかり確認のうえ行ってください。

さて、本文である。

航空会社各社は競ってマイレージを宣伝している。　但し、飛行機に乗って獲得できるマイルは横並びであまり差が無い。　エコノミーの通常料金でのチケットの購入で乗ったマイルに相当するマイルが得られる。　ディスカウントチケットの場合、70％、ツアーなどの包括運賃の場合は50％など　ビジネスクラスになると125％くらい。ファーストクラスで150％というのが相場である。格安ツアーではマイルは付きませんといっている所もある。

通常の飛行マイル以外にも期間限定でボーナスマイルが付くこともある。

注意が必要なのは獲得したマイルの有効期限である。　日本の航空会社各社（といってもマイレージをやっているのはJALとANAだけであるが）のマイルは獲得日から36ヵ月後の月末までである。　それを過ぎると消滅してしまう。　

たまったマイルは特典フライトチケットへの交換やあるいは電子マネーへの交換などが出来る。　頻繁に国内旅行や海外に旅行あるいは出張される方は無料航空券や電子マネーなどに交換されるとお得である。　航空会社の無料チケットに交換するにはある程度のまとまったマイルを貯める必要がある。　ANAの場合を例に取ると国内線の無料航空券に交換するには10,000マイル～23,000マイルが必要となる。（旅行しようとする時期や行き先などによって変わる、東京沖縄間のように長い距離の飛行には多くのマイルが必要となり、東京大阪間のように近いものは必要となるマイルも少なくて済む。　時期としては年末年始やゴールデンウイーク、お盆の時期っが最も高く、閑散期はすくないマイルで済む）　国際線の場合も同様で　飛行マイル数に応じて必要マイル数も変わりまた旅行時期によってはハイシーズン、レギュラーシーズン、ローシーズンと分かれている。　アメリカ西海岸だと30,000マイルから40,000マイルが必要となる。(エコノミークラスの場合）（旅行するシーズンによって変化する）
JALの場合はもっとシンプルである。旅行する時期により通常マイルとディスカウントマイルに別れ国内線の場合で10,000～20,000マイルまでであるが（ゴールデンウイークが除外されたりすることがある。）　国際線の場合40,000～50,000マイルが必要となる。(エコノミークラスの場合）（旅行するシーズンによって変化する）

貯めたマイル以外にも旅行先によっては原油価格によって燃油特別付加運賃（サーチャージ）が必要な場合もある。　これは現金で支払うこととなる。

さて　小生はどのようにしているかというと　ユナイテッド航空の「マイレージプラス」というのを使っている。　ユナイテッド航空は「Star Alliance(スターアライアンス）」というマイレージのグループを形成している中心の航空会社でANAもメンバー会社のひとつである。　日本国内ではあまりなじみの無い会社であるがアメリカ国内においては大手航空会社の一角を占めている。　JALは最近会社更生で話題になったがAmerican Airlineが中心の「One World(ワンワールド）」メンバーである。

なぜ、日本ではあまり便利性の高くないユナイテッド航空のマイレージサービスを使っているかというと
1.　まず　そんなに不便ではないということ
2.　マイルの有効期限を延ばす方法がある
の2点である。

1.の「そんなに不便ではないということ」であるが　ユナイテッド航空で貯めたマイルでも国内航空券に換えられるからである。　先ほど書いたようにユナイテッド航空は「Star Alliance(スターアライアンス）」のメンバーであり、ANAも同様である。　スターアライアンスのメンバー各社はスターアライアンスの他の航空会社の　マイルでも航空券の発券をする。（但し特典旅行の申し込みはユナイテッド航空に申し込まなければならない）　であるから国内旅行用のチケットがほしい時にはANAの便名を調べてユナイテッド航空に申し込む。　（ここでも制限が付くが　特典旅行用にリザーブされている座席数は多くないので早めに申し込まないと希望の日時の航空券が手に入らないこともある　他社の特典旅行発券にはブラックアウト期間が設けられていることが多い、年末年始、ゴールデンウイーク、お盆などは発券してくれない。（航空会社のかき入れ時であるのでただ券なんか発券したら損をするから当たり前であろう）　制約はあるものの繁忙期を避ければ結構使える。

2.の「マイルの有効期限を延ばす方法がある」というのはユナイテッド航空と提携しているクレジットカード「United Milege Plusカード」を使って買い物をし続けている限り毎月使用した金額に応じてまいるが加算されそのたびにそれまで貯めたマイルの有効期限が延びるのである。（ちなみにユナイテッド航空の通常のマイルの有効期限は最後にマイルを獲得してから18ヶ月である。）
これを使えばカードを使っている限り半永久的にたまったマイルをキープできる。　またカードでのお買い物で得たポイントもマイルになるので毎年年度末にカードのポイントをあまりほしくないカード会社の景品に換える悩みも無くなる。　小生の場合、昨年そんなに大きな金額を使っているわけではないが国内旅行1回分の航空券に換えられるだけのマイルがたまった。

ユナイテッド航空もしくはスターアライアンスの特典航空券への換算は　割と単純で　セーバー特典と通常特典の2種類だけで　アバウトに必要なマイル数は通常特典はセーバー特典の倍くらいである。
セーバー特典は　ブラックアウトの期間の設定や座席数の制限があるので繁忙期の旅行をしたり急な旅行の予約はうまく行かないがすくないマイルで旅行が出来るというトレードオフとなる。
通常特典は　ブラックアウトの期間の設定や座席数の制限が無い代わりに多くのマイルが必要となる。　セーバー特典での日本国内旅行の場合（無論この場合ANAを使うことになるが）、15,000マイル（行き先に依らず一定である。　遠くに行くほどお得である。小生も一度この特典で沖縄に行ったことがある。）海外旅行の場合、セーバー特典でアメリカ(米国）を例に挙げると65,000マイル必要である。　(西海岸でも、東海岸でも、中部でも一定）ハワイは45,000マイルで行ける。　ANAの独自のマイレージプログラムに比べて西海岸へ行くのには少し割高であるが　マイルの有効期限のことを考えると小生はユナイテッド航空を選んでいる。

ユナイテッド航空に限らず各社のマイルは特典航空券以外にアップグレードなども出来るので同じ飛行機に乗るならうまく使って快適な旅を楽しんでください。

以上　マイルの話し、一部ですが紹介しましした。　詳しくお知りになりたい方は各社のHPの中を探して調べてみて自分に最良と思えるマイレージプログラムを選択されることを希望しております。

DE　JA1NUH

タグ：航空会社 マイレージ ためる ANA JAL ユナイテッド航空