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「忘れてはいけない東京大空襲」見てきました [暮らし]

以前 ちょっとお知らせした「忘れてはいけない東京大空襲」を見てきました。

妻もかなり熱心に練習していたので期待して行きました。 時間が無かったので家には寄らず直接調布駅に行き南口に降りて市役所横の「たづくり」2階の「くすのきホール」というホールに行きました。 
開演30分前に到着し暇だったので本を読んで待っていると開演5分前のアナウンスがあり周りを見渡すと1/3から半分の入りで年齢層もかなり高く小生より若そうな人は1/10といった感じでした。

3部構成の1部は 空襲被害者の回想というか思った事を綴ったもの「消えない傷痕」からの引用を音と朗読で感情を込めて演じていた。 但し、主催者の思い込みがあまりにも大き過ぎたと小生は感じたのだが、「戦争はいけない」というメッセージばかりが強調されていて繰り返されるたびにしらけてしまったし憲法改正反対の論まで踏み込み言い出されると返って思想劇のようで余計に白んでしまった。 「戦争はいけない」というのは繰り返し叫ばれてきたことでいまさらあなたに言われ無くても十分に聞いてきた、私が感じたいのはどれだけ悲惨なことだから戦争はいけないのだということを劇で示してほしかったのである。

第2部は「マンガで語るラジオドラマ ホタルおばさんの歌」と題した「東京大空襲物語」という絵本を原作として絵をスクリーンに大きく写しながら朗読をしていた。 これは原作をかなり忠実に朗読したのであろう。 素直に心に入っていった。 戦争が残した傷跡が人の人生に与えた影響や心の傷が描かれた作品であった。 

第3部は 合唱朗読劇「水と火と空と」と題された演目で 最初に「空襲を生き延びた木」のスライドと木を擬人化して「戦争反対」のメッセージを言っていたのはしつこく感じた。
朗読劇と題してあったがかなりお芝居の要素が入ったもので 女性教師の記録を演劇として見せたもので迫力もあった。 最後に子供の扮装をした劇団員が出てきて世界の戦争や紛争の状況を子供の言葉で話してみせ、第2次大戦後今までの戦争や紛争の写真をスライドで見せていた。 

全体的に構成が見せる側の立場の目線で作られていて「戦争はいけないんだ」というメッセージばかりに力の入ったもので戦争を知らない世代がどのようにそれを受け止めるかとか。 その世代にどのようにしたらそれを理解させられるかという視点でのつくりがほしかった。

演劇評論家でもない小生が生意気なことを言ったが偽らざる感想である。 無論この「忘れてはいけない東京大空襲」を上演するためにいろいろな方が払われた大変な努力には敬意を払うし、「戦争はいけないことである」という考えには全面的に賛成である。

DE JA1NUH


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アマチュア無線大好き親父のBlogです。 コールサインはタイトルと同じ JA1NUH/JH6GYFです。 CWが苦手ななんちゃって1アマです。 家族は妻と息子2人と猫2匹です。

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