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ATU+ロングワイヤ プロジェクト その8 [アマチュア無線]

「ATU+ロングワイヤ プロジェクト」もずいぶん時間がかかってきてその割に解決しないので少し欲求不満になってきました。

先日問い合わせたICOM(i-Use)メールには 一応返事が来ました。内容は
1. 純正の5mケーブルではどうか? (15mでコントロール信号の電圧が下がっている可能性があるとの事)すでに2号機で試してあるが再度試してNGな事を確認
2. エレメント側、GND側ともワイヤーをはずしてエレメント側に3mのケーブルを繫いで試す。
指示通り3mの線を作りエレメント側に3mのケーブルを繫ぎGND側の線をはずして試験。 1度リレーがカチャカチャと音がしてチューニングしたように感じる。 Tune(Tuner)ランプも点灯(28M)。 それでSWRを計ると10(?)以上(相当大きな値、3どころではない)、あれっと思い再度チューニングボタンを押す、リレーがカチンと行ってTune(Tuner)ボタンが消灯、その後は何度やってもカチンという1度きりの音だけ。
3. 通貨型電力計でRF出力を測定しなさいとのこと
クラニシのRW-211Aで測定(12Wを指示) 出力は一見問題なさそうに見える、ただしSWRが相当大きいので実効電力がどれくらいになるかは???
上の1.2.3.を試して改善しなければ点検と必要な場合調整もするとの事(ただし有償です。 中古で入手して保証も切れている古い機械であるからしょうがないが)

上記内容をメールにて返信しまだATUを検査、調整には出したくない旨を伝えて追加でいくつか質問事項を書きました。
「素人考えですが ATUがONになったときリグ側の電源の供給が不足になり(リグ側 の保護回路が働く?)ATUの電源電圧が低下して正常な動作が出来なくなってい るということは無いでしょうか?
カチンと言うリレーの音はかなり大きく一度にリレーが複数個同時にオンしてい るようにも聞こえるのですが。 もしこれが原因であればATU側で電源電圧で確 認できるのではと思います。 電源供給容量不足であれば外部から電源供給とい う回避策があるかと思います。 ATUの電源線に安定化電源から13.8V を供 給しても問題ないでしょうか?  あるいはATUの電源接続の所に容量の大きな ケミコンか何かを繫いでみるとかの実験の有効性などはいかがでしょう?

スペック上AH-3はAH-4に比べて倍の電流を消費するようですがIC-756PROII、IC- 706MKIIGM(あるいはIC-7000)は ATUに供給する2Aの電源を十分に供給できます でしょうか? その辺は取扱説明書には書いてないもので...  またAH-3自 体が瞬間的に2A異常の電流を流す、あるいは要求するということは無いでしょうか?

また、ローカルのOMいわくRFの回りこみ対策はかなりのことをしなければならな いといわれましたがどの程度の対策をしなければならないのでしょうか? 具体 的にお教えください。

とりあえずまだATUを点検修理に出すのは控えて原因究明の実験が出来ればと 思っております。
お忙しいとは思いますがアドバイスよろしくお願いいたします。 」です。

今晩メールをチェックした所返事は来ていなかったので修理で忙しいのか調べているのか、もう少し様子を見ることにし自分で出来ることは無いか考えてみました。
1. まずATUが正常に動作しているのか調べる方法は無いか
そこで ATUにダミーロードを繫いで試せないか考えました。 簡単なジグというかケーブルを作れば出来そう。 新品の同軸コネクタを使うのはもったいないのでジャンク箱をあさって以前に使ってほってあるM型コネクタのメスを見つけダミーロードをつなげられるケーブルを付けました。
P1060729_050.JPG
作ったケーブル

P1060730_050.JPG
作ったケーブルにダミーロード(30W)をつけたところです。(無論その前にケーブルのオープン/ショートが無いことを確認し根元の部分にビニールテープでショート防止はしました。

P1060731_050.JPG
作ったケーブルにダミーロードをつけてATUに接続したところ(使ったのはAH-3 2号機です。)

そして実験開始(ダミーロードをつければどんなに悪くてもSWRは2~3位には収まるだろうと踏みました。)(実験がしやすいよう室内で行いました。ちょっと危険?)
まずATUへの同軸ケーブルの接続をはずしダミーが正常なことを確認。

P1060732_050.JPG
ちょっと写真が小さくて水らいかも知れませんがダミーでAMモードで送信している所、SWRはほぼ1で問題なし。

P1060733_050.JPG
作ったケーブルでダミーロードをATUに繫ぎTuneボタンを押した後、AMで送信しSWRを計った所

今までと同じでSWRは非常に高いです。

この作業をしてだめもとでダミーロードの物理的位置を動かしてみて再度Tuneしてもだめ。
これはATUが悪いのかと思いながらふとATU繫いである同軸ケーブルに触ったときリグから聞こえてくるノイズが変わりました。 具体的にはノイズの大きさ。 触る前は PREAMP1をONの状態でSメーターは 振ってません。(ダミーを繫いでいるから当たり前と思ってました。)ところがATUの根元のところで同軸に触って少し動かすとノイズが大きくなりS5に触れる所があります。
S5に触れる所の位置に同軸をを右手で固定して左手でTuneボタンを押すとなんとチューニングしている音がしてTuneランプが点くではありませんか。 大ヒントです。


P1060735_050.JPG
手で押さえてTuneしてその後AMで送信してSWRを測定中(チャントTuneランプが点灯していてSWRが1を指しています。)

同軸ケーブルを固定している手を離すとノイズレベルは下がりTuneボタンを押すといつものかちん(小さなドンという音に近い)がしてTune(Tuner)ランプは消灯しSWRはきわめて高くなります。)

どうやら同軸ケーブルのATUの接続部分の接触(?)不良のようです。  あと基板の半田付け部分が外れかかっているのかも。 それにしても2台のATUで同じような接触不良を起こすとは...

今日の所はこれくらいで この後 ATUのふたを開け同軸コネクターの接触部分とその基板への接続部分の半田などをケーブルを動かしながらチェックしていく予定です。

やっと光が見えてきたようです。

 


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10E4

お疲れ様でした。やっぱ、ケーブル接続など原点に立ちかえってみることが必要なんですね。クラブの移動やコンテストなどでもケーブルのトラブルは飛びっきり多いですから、面倒だけど事前に確認しなくては、と改めて思いましたですよ。
by 10E4 (2010-03-07 11:00) 

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