ATU＋ロングワイヤ プロジェクト その10

昨夜来の暴風の被害お読みの皆さんはいかがでしたでしょうか？
小生の家では風で少し家が揺れアンテナが心配であったがとりあえずアンテナとポールは無事無償で立っていた。　唯一の被害はベランダにおいていた小生の灰皿（小生シャックではタバコを吸わない。蛍族である。　アルミのボトルを灰皿として使っていた）が行方不明になったことである。　よそのお宅に飛んでいってなければ良いがと思いベランダの隅から隅を探索、あきらめかけていたら水抜きの穴の所にはまっていた。　一安心し無事もとの場所に置いた。　暴風の被害は軽微でよかった。

しばらくご無沙汰のこのプロジェクトであるが進展状況を報告する。　前回の記事でAH-3 2号機の正常な動作の確認までできた所まで報告したが　今回はそれ以降の作業について報告する。

まず行ったのがATU根元まで電波が届いているかの確認作業を行った。　TXのIC-756で出力１０Wに絞ってＡＭ波で送信しＡＴＵにつながっている同軸ケーブルをはずしＡＴＵの替わりにＳＷＲ（パワー）計とダミーロードを付けそのポイントでの出力を測定。

7Ｗくらいしか電波が来ていない。（21Ｍ）
結構途ケーブルやデュプレクサーで減衰している。これはＤｕｐｌｅｘｅｒがおかしいかと疑い、デュプレクサーをはずして再度測定
デュプレクサーをはずして7.5Ｗ

この状態（デュプレクサーをはずした状態）でＴＸでチューナボタンを押してＡＴＵのチューニングを取ったが症状は同じNG。

この時点で考えられる推定原因は
1. ＡＨ-3　2号機と同様でＡＴＵにつながる短いケーブルが接触不良
2. ＡＨ-3　1号機の故障
3.　送信電力不足でＡＴＵがチューニングできない

次は　推定原因3では無いかの切り分けであるので　ここで先日動作確認した　ＡＨ-3　2号機を使い７Wくらいに減衰させた送信電力でAH-3　2号機が動作するかどうかを確認することにした。　これで動作すれば推定原因1か2が原因である。　動作しなければ推定原因3が不具合の原因と推定できる。　（ただし、原因が推定原因3ということになると対策が厄介である。　ケーブル系のロスを減らすというのは結構難題である。　もしかしてチューニング時の送信電力を上げる方法が無いかＩＣＯＭに相談してみるのも手かと考える。
とりあえず　作業を行う　ATTでの送信電力減衰は耐電力の高い抵抗が必要なのでとりあえず断念（この前秋葉原に寄った時に買っておけばよかった。計画性の無さに反省！　とりあえず手持ちの長いケーブルを繫いでみよう。Mの中継コネクターはいっぱいある。

もう1つの方法はチューニング時の送信電力を減衰させてＡＨ-3　2号機でどのくらいの電力までチューニングするかテストしてみる方法もある。　こちらも要検討である。　今後の参考のためＡＨ-3の実力を確認するのも面白い。ただそのためにはＡＴＴ(アッテネータ）を作って送信電力を減衰させなければならない。　受信用ＡＴＴならまだしも送信用電力ＡＴＴは使う抵抗もある程度の耐電力がいる。　そこで手持ちの同軸ケーブルを使い送信電力を減衰させることとした。
まず、前回、AH-3　2号機を試したときはどれくらいの電力であったか確認。　送信電力を10WにしAMで送信、ATU根元付近で8W

さほど変りは無いがAH-3　1号機とあわせるため更なる送信電力の減衰を試みる（送信電力を絞ったのではチューニング時の送信電力を変化させられないので減衰させるのがが必要）

手持ちのRG-58A/Uと思しきケーブル（10ｍくらい）を繫ぎ電力測定
アレ～あまり減衰してない

しょうがないのでお蔵入りしていた5D-FB（10ｍくらい）を出してきて接続
あまり減衰しないと思うけど

見事7W弱まで減衰
これでチューニングボタンを押すと無事チューニング音がしてランプ点灯。
（7W弱でもチューニングする）　
邪魔にならない21Mの端っこの周波数で
以前活躍したダミーロード接続ケーブルでATUにダミーを接続。

長くなったのでこの記事はこれくらいにしておこう。次回以降AH-3　1号機周りの同軸ケーブルのチェックから続ける。ついでなので参考にもう少し送信電力を落としたらどうなるかの実験しようと思う。

DE JA1NUH

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