ATU+ロングワイヤ プロジェクト その12 [アマチュア無線]
今までATU周辺ばかりをきにして作業を考えやっていたが ある時 地元のOMと話をしたときに「HFで10Wが7Wまで減衰すると言うのは聞いたことがない、そちらを調べた方がおいいのでは」とのアドバイス。
確かに 10Wが7Wに減衰すると言うことは50Wリグから出力しても3割減衰してアンテナには35Wしか到達しない。 50W-3Wではない。 dBで換算すると-1.5dB 数値から見ると大したことはないが減衰する電力から言うとバカにならない。
ということで急遽 送信系統のリグからアンテナまでの減衰を測ることに。
まずATUにつながっている同軸をデュプレクサーから外しデュプレクサーの先にダミーロードをつける。
使った測定器はいつものクラニシのRW-211Aとメーカー不詳の30Wダミーロードである。
メーターの読みを良くするため送信出力は20Wとした。 周波数は21.150MHzを使用。
これを見るとアンテナスイッチで0.1W程減衰(-0.021dB)まあまあの減衰特性であろう。
驚いたのがその次のLPF SHINWA ELECTRONICS製のカットオフ周波数55Mのものである。 ヤフオクで中古で入手したものであるが0.9W減衰(-0.2dB) からログ値としての通過帯域の減衰特性的にはそんなに悪くないが10W入れると0.5W減衰する事になる。 それと通貨帯域内の21MでSWR1.5はいただけない。
次がデュプレクサーのCF-530でこれは 144Mの信号と50M以下の信号を次段のトリプレクサーに入れるために必要である。(144Mを諦めれば省略して50M以下の信号をトリプレクサーの144M帯以下の口につなぐことは可能。)此処で19Wから18Wに減衰。(-0.23dB)減衰量が大きく感じるがカタログ値の通過帯域減衰量の-0.25dBはクリアしている。若干SWRも高い。
次のトリプレクサーと同軸のところであるがN接栓になっており大変なので途中の測定は省略。 このの部分での減衰は18Wが15.3Wで最大減衰部分である。(-0.705dB) トリプレクサーで0.2dB X2と考えると同軸での減衰は約0.3dB その後HFと50Mを分離するデュプレクサーCF-706で15.3Wから14.5Wに減衰。 (-0.233dB)
と以前測った結果と似た数値となった。 まずはLPFを外すことを考えた。(これはスプリアス対策で気休めのような感じで入れていたが減衰量も馬鹿にならない。
ということで LPFを外す。 計算では15W強になりハズである。 ダミーロード根元の実測で何故か17W位まで減衰が減る。 10W換算で8.5Wに相当、このRF出力であればAH-3 2号機は問題なくチューニングできるはずである。
とここまでやって756のチューニングボタンを押す。 NG 原因は他に(も?)ありそうである。これでコントロールケーブル系をチェックしダメであれば145Mをあきらめデュプレクサー1個外すことを検討する。
本日の作業の報告はこれまで 残念ながらこのネタはまだ続きそう。
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